甥のひとこと。 本当の大人ってなんだろう。
”A Iばかりになったら人間なんていなくなちゃうんじゃないの?”
小学校4年生のときに甥が言った一言。
鋭い一言に子どもは大人が思っている以上に真実をクリアに見ていると感じた。
子どもは鋭い。
当たり前のことだけど、大人も子どもだった。
みんな純粋だった。けれど大人になるにつれて様々な環境や心の弱さに負けて、どんどん
忘れてしまう。みんなが悪いと言う人だって純粋な時代があった。
子どもの頃、私は”本当の大人ってなんだろう?”と考えた。
一言で表現するのは難しいのだけれど、人の痛みを理解する人ともいえる。
または、宮澤賢治の”世界全体が幸せにならない限りは個人の幸せはあり得ない”ということを理解し行動する人だと思う。
少しでも本当の大人になりたいと願う。本当の大人になるのは難しい。
悪い心になるのはしょっちゅう。
近頃は多くの人は子どもがかわいいと言うけれど、子どもの未来を考える人は少ないな。。
そんなことを考える。
これを因果関係がわからないと言うお医者様もいる。
汚染水も流すという。
けど原発は必要と言う。なぜ?
AIも原発も科学は人を本当に幸せにするのかといつも疑問に感じる。
山はあおきふるさと、水は清きふるさとは歌の中だけになるのだろうか。
何事も迎合することが道じゃないと思う。
社会的なことを言うと”それを言って何になる”とか”言わない方がいい”と言われることもある。
傷つつくから本当は何も言いたくない。
けれど、心の中で”それではいけない”という気持ちになる。
それが本当の大人かと子どもの頃の私の問いが今の私に問いかけてくる。
大人はよく、子どもたちに”夏休みの宿題を終わらせなさい”という。
大人も宿題がある。
甥の一言は”僕たちの未来を真剣に考えているの?
と深く心に問いかける。