甥のひとこと。 本当の大人ってなんだろう。

”A Iばかりになったら人間なんていなくなちゃうんじゃないの?”

小学校4年生のときに甥が言った一言。

鋭い一言に子どもは大人が思っている以上に真実をクリアに見ていると感じた。

子どもは鋭い。

当たり前のことだけど、大人も子どもだった。

みんな純粋だった。けれど大人になるにつれて様々な環境や心の弱さに負けて、どんどん

忘れてしまう。みんなが悪いと言う人だって純粋な時代があった。

子どもの頃、私は”本当の大人ってなんだろう?”と考えた。

一言で表現するのは難しいのだけれど、人の痛みを理解する人ともいえる。

または、宮澤賢治の”世界全体が幸せにならない限りは個人の幸せはあり得ない”ということを理解し行動する人だと思う。

少しでも本当の大人になりたいと願う。本当の大人になるのは難しい。

悪い心になるのはしょっちゅう。

 

近頃は多くの人は子どもがかわいいと言うけれど、子どもの未来を考える人は少ないな。。

そんなことを考える。

福島原発以降、子どもの甲状腺癌が増えているという。

これを因果関係がわからないと言うお医者様もいる。

また、原発耐震強度が弱いということを最近知った。

汚染水も流すという。

けど原発は必要と言う。なぜ?

AIも原発も科学は人を本当に幸せにするのかといつも疑問に感じる。

山はあおきふるさと、水は清きふるさとは歌の中だけになるのだろうか。

何事も迎合することが道じゃないと思う。

社会的なことを言うと”それを言って何になる”とか”言わない方がいい”と言われることもある。

傷つつくから本当は何も言いたくない。

けれど、心の中で”それではいけない”という気持ちになる。

それが本当の大人かと子どもの頃の私の問いが今の私に問いかけてくる。

大人はよく、子どもたちに”夏休みの宿題を終わらせなさい”という。

大人も宿題がある。

甥の一言は”僕たちの未来を真剣に考えているの?

と深く心に問いかける。

先日行ったコンサートでいただいたチラシ。原発事故や震災、環境等についての作品を上映するそうです。カードは去年知り合った方の名刺の裏に書かれていたもの。

 

今年に想うこと

久しぶりの更新です。

最近は家の中を大正ロマン風に改装中です😄

目まぐるしく変わる世の中に反抗して(笑)、家の中ぐらいは古きよき時代にしようと思っています。

 

さて、、今年は日本にとって大きな岐路になりそうです。

周囲だけ見れば平和に見えるのですが、海外の状況などを見れば日本は本当に安全とは言えないのが現実です。

先日、旦那さんが自衛隊員だという奥さんの複雑な想いを聞きました。

緊急事態条項が発令されれば命令一つで行かなければならない。

自衛隊員の中には貧困から入隊する人もいるそうです。

命令する側は。。と考えると日本人全員、いのちの責任があると思うのです。

緊急事態条項は重要な内容にも関わらす国民の多くが知らないそうです。

最近は国を責められなくなってきました。

むしろ、私は知らない国民、何もしない人も大きな罪を背負っているように思えてなりません。そして、私も罪を背負っている一人です。

私は戦争には絶対反対です。ですが、反対というだけでは変わりません。

個人的には音楽家や文化、教育に携わる方々に知ってほしい内容です。

戦時中の日本とコロナでの文化に対しての対策を思い出せば、緊急事態条項が発令されればどうなるか。。また、日本人の極端に流されやすい国民性も考慮しつつ、先のことを考えて行動しなければならない時と思うのです。

 

今年は過去に聞いた話や、緊急事態条項の情報などを流す予定です。

 

私のブログはほとんど見ている人はいないと思うのですが、誰かが読んでいるかもしれない、

そして何か影響があるかもしれない、、、という一つの希望を持って投稿していくつもりです。それが私にとっての平和への祈りの行動の一つだから。

ご理解いただければ幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

✳︎一昨年買った本。ナイチンゲールの自伝的小説。若い時の苦悩が書かれています。

真実を見極めて目を覚ましなさいと喝を入れられました。



 

秩父晩鐘、31年ぶりの上演

最近、驚いたことがありました。

秩父事件を題材にしたオペラが31年ぶりに上演されるのです。

 

実は、埼玉オペラ協会に所属していた時に知ったのですが、秩父事件を知らなかった

私は内容を知って衝撃を受けました。

率直に”忠臣蔵新撰組の話よりも広く一般に伝えなきゃならない。どうして伝わっていないの!?”と思うほど重要な話だと感じました。

この作品の上演が難しい理由については、規模の大きいさや乗り越えるハードルが高いということを聞いていたので、今回の上演は本当に奇跡的です。

 

<ちなみに、秩父事件とは>

秩父事件とは民衆が政府に対して起こした武装蜂起事件。当時、海外でも大きく報道されました。政府の政策の失敗により困窮を極め、状況をなんとかして欲しいと交渉したものの

相手にされず、やむなく蜂起する道を選びました。

 

当時の状況と現代の日本は類似した点も多く、上演されるのは大きな意味があるように思えます。また、今の日本国憲法にも繋がる話でもあります。

憲法改正の話題も聞くようになりました。平和を享受し、先人の苦労を忘れている現代に伝えるものは大きい。

また、選挙率も低く社会全体に『あきらめ』『無関心』の空気が漂っているからこそ、これからも上演して欲しい作品です。

舞台から時空を超えて甦る人々の声に耳を傾けたいと思います。

 

今回の上演に心から祝福申し上げます。

おめでとうございます。

ぜひ、ご都合よろしければ、足をお運びください。

 

県民オペラ「秩父晩鐘」 

日時:2022年12月17日(土)18日(日) 14:00開演

会場:和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール

チケット 好評発売中